MVシールド -  YOCTO サポート

「MVシールド -  Yocto」は、お客様が利用するオープンソースYoctoのベースラインを対象とし、商用Linuxへの移行することなしに提供されるサポートとメンテナンスのプログラムです。

モンタビスタでは、お客様が指定されるYoctoの固有ブランチバージョンに対しサポートとメンテナンスを行います。

通常 Linux は、新フィーチャーの実装、新しいアーキテクチャーへの対応、バグ・フィックス、そてCVEなどが日々更新されメインコードに統合されていきます。特定のメインブランチに留まることは一時的にはアドバンテージを得ることができますが、製品を開発するエンジニアチームにとっては現実的ではありません。それは、製品の安定性と品質を維持管理する為に常にコードの修正を求められるからです。また、カスタムコンテンツ(製品への付加機能)や追加フィーチャー、バグフィックス、そしてセキュリティパッチといった、初期の開発ブランチコードには含まれていない機能を加える能力も必要となります。

最終製品に関連する Linuxブランチのメンテナンスには次のようなプロセス策定が必要です:
1) Linux の開発ベースに対するパッチおよびフィーチャーの統合方法
2) より新しいブランチストリームからの、要求されるパッチ群のバックポート
3) 一貫した日次・週次でのビルド作業
4) 堅固な品質保証(QA)作業 


モンタビスタではお客様のためにLinux製品の保守・管理を続けて20年を超えます。直接CVEフィックスを作成したり、新しいブランチからバックポートをしたりと、自社の高付加価値QAプロセスを経てCVEやバグフィックスを提供しています。またモンタビスタLinuxと独自のコンテンツを組み合わせた開発をされるお客様に、そのセットアップやフローズンブランチのメンテナンスをお手伝いいたします。


「MVシールド -  Yocto」のサービスには以下のものが含まれます。

  • 10年を超える延長サポートおよびメンテナンス期間の提供
  • お客様選定のYoctoベースラインに対するセキュリティ/CVE と欠陥の改修
  • お客様のニーズに対応し変更可能で、24x7の体制も可能なSLAにより規定される技術サポートオプション
  • ボードサポートパッケージ開発、デバイスドライバー最適化、他の機能拡張に関する追加プロフェッショナルサービス

お客様の製品開発チームでは、モンタビスタ製品としてのCGXラインの他、コミュニティでの「OpenCGX」を利用した開発も可能です。この場合、将来モンタビスタのCGX製品への移行や、選定されたYoctoブランチを使い続けるといったオプションも可能です。 

「MVシールド -  Yocto」は既にご利用可能です。
ご希望・ご質問につきましては、Webサイトの「お問合せフォーム」をご利用いただくか、japan_info@mvista.com までお知らせください。