CGX データプレーン

モンタビスタの CGX には、ユーザープレーンで高速なパケット処理を行うデバイスが数多く接続される、テレコム・ネットワークで培われた優れた経験や機能が数多く反映されています。

こうした「高速」な処理は Linux のネットワーク・スタックだけでは実現できない場合が多く、カーネルのネットワーク・スタックをバイパスしてパケットを処理するという方法が生み出されました。

CGX のデータプレーン・プロファイルは、こうした要求に対するモンタビスタの回答であり、 DPDK (DataPlane Development Kit) や ODP (OpenDataPlane) といった先進の技術をサポートしています。

この2つのテクノロジーは、ゲスト側でもホスト側でもサポートされ、ホスト側の場合には、デファクトスタンダードであるインテリジェント・エッジのハイパーバイザー向け  OpenVSwitch を、ユーザー・スペースでのパケット処理アクセラレーション・オプションと共に利用することが可能です。

モンタビスタでは更にこのパッケージを Core Isolation と共に拡張。DPDK や ODP との併用により、パケット処理アプリケーションの割り込みを限りなくゼロとする事に成功しました。
当機能は、特定のアプリケーションを特定のプロセッサー・コア(のみ)で占有的に実行するよう独立させる為、このアプリケーションの性能を最大化することができます。仕組は単純に見える一方で、実際のパフォーマンスを発揮する環境の実現には様々なハードルがあり、組込Linux分野で培ったモンタビスタの優れた経験により実現可能としています。

CGX データプレーン・フィーチャーリスト
  • DataPlane Development Kit (DPDK) 
  • OpenDataPlane (ODP)
  • OpenVSwitch (OVS)
  • OpenFlow protocol, via OpenVSwitch
  • OVS, with DPDK acceleration (Host-side)
  • OVS, with ODP acceleration (Host-side)
  • Core Isolation


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